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『スイスポって実際どれくらい速いの?』と気になって、スペック表を眺めている方も多いはずです。140PSと聞くと、数字だけでは少し地味に見えますよね。
結論から言うと、ZC33S型スイフトスポーツは140PS・230N・mの1.4Lターボを、970kgの軽い車体に積んでいます。パワーウェイトレシオは6MTで約6.9kg/PSで、歴代でいちばん軽くて力のあるスイスポです。
この記事では、エンジンの中身と歴代との差、加速の感じ方を数字で比べます。
スイフトスポーツは何馬力?エンジンスペックの一覧
まずは基本の数字からです。最終型のZC33S(2017年9月〜2025年)のエンジンは、スズキ公式の諸元表で次のとおりです。
| 項目 | ZC33S(スズキ公式諸元) |
|---|---|
| エンジン型式 | K14C型「ブースタージェット エンジン」 |
| 形式 | 水冷直列4気筒 DOHC16バルブ VVT 直噴ターボ |
| 排気量 | 1,371cc(1.4L) |
| 内径×行程 | 73.0×81.9mm |
| 圧縮比 | 9.9 |
| 最高出力 | 103kW〈140PS〉/5,500rpm |
| 最大トルク | 230N・m〈23.4kgf・m〉/2,500-3,500rpm |
| 燃料 | 無鉛プレミアムガソリン(ハイオク)・タンク37L |
| 駆動・ミッション | FF/6MT・6AT |
『何cc?何気筒?』という疑問への答えは、1,371ccの直列4気筒です。
ターボは1基だけのシングルターボです。ツインターボではありません。
- 馬力は140PS、トルクは230N・m
- 1.4Lの直列4気筒で、ターボは1基
- 燃料はハイオク指定
- 2017年の発売から2025年のFinal Editionまで、エンジンの数値は同じ
Final Editionも走行性能とエンジンは標準車から変わっていません。年式で馬力が違うということはないんです。
普通のスイフトのターボとは何が違う?
『スイフトにもターボがあったよね?』と思った方もいるかもしれません。標準のスイフトには、1.0Lターボの「RSt」というグレードがありました。

ただ、RStのエンジンはスイスポのK14Cとは別物です。スイスポの1.4Lターボは、スイフトの中でもスポーツモデル専用の組み合わせなんです。
| 車種 | エンジン | 備考 |
|---|---|---|
| スイフトスポーツ(ZC33S) | K14C 1.4L直4ターボ 140PS | スポーツモデル |
| スイフト RSt | 1.0Lターボ | K14Cとは別のエンジン |
標準スイフトとの違いをもっと知りたい方は、スイフトとスイフトスポーツの違いで比べています。
140PSでも「速い」と言われる理由
ここが大事なところです。スイスポの速さは、最高出力よりもトルクの出方と車重で決まっています。
最大トルク230N・mは、2,500〜3,500rpmという低めの回転で出ます。街中でアクセルを少し踏んだだけで、ぐっと前に押し出される感覚があるんです。
『1.4Lなのに、2.0Lくらいの力があるって本当?』と思いますよね。
自然吸気の2.0Lエンジンだと、トルクは200N・m前後のものが多いです。230N・mという数字は、それを上回る水準と考えてよさそうです。
ターボは排気の力でタービンを回し、空気を押し込んで力を出す仕組みです。K14Cは直噴とターボを組み合わせ、低い回転から太いトルクを出す性格になっています。高回転まで回して楽しむNAとは、気持ちいいポイントが違います。
例えばこんな場面です。合流で前が空いた時、ギアを落とさずに踏んでもスッと速度が乗ります。
「回さなくても速いですね」
「そうなんです。高回転より、中間の加速が得意なエンジンなんです」
パワーウェイトレシオで見るスイスポの軽さ
速さを比べる時に便利なのが、パワーウェイトレシオです。車両重量を馬力で割った数字で、小さいほど1馬力あたりで運ぶ重さが軽くなります。
ZC33Sの車両重量は、公式諸元で6MT 970kg、6AT 990kgです。これを140PSで割ると、次のようになります。
| 仕様 | 車両重量 | 最高出力 | パワーウェイトレシオ | トルクウェイトレシオ |
|---|---|---|---|---|
| ZC33S 6MT | 970kg | 140PS | 約6.93kg/PS | 約4.22kg/N・m |
| ZC33S 6AT | 990kg | 140PS | 約7.07kg/PS | 約4.30kg/N・m |
数字は公式諸元からの計算値です。
6MTと6ATの差は20kgなので、パワーウェイトレシオの差は0.14kg/PSほどです。体感ではほとんど分からない差と言ってよいでしょう。
- 車両重量は乗車前の数字。2人乗ればその分重くなる
- トルクウェイトレシオのほうが、街中の加速感に近い
- MTとATの差はギアのつながり方のほうが大きい
MTとATの走りの違いは、6MTと6ATの違いと選び方で詳しく比べています。
歴代スイフトスポーツと比べるとどれだけ違う?
ZC33Sの数字は、先代と比べるとよく分かります。スズキ公式の諸元表をもとに並べてみます。
| 型式 | 発売 | エンジン | 最高出力 | 最大トルク | 車両重量(MT) | パワーウェイトレシオ |
|---|---|---|---|---|---|---|
| ZC31S | 2005年9月 | M16A 1.6L NA | 125PS | 148N・m | 1,060kg(5MT) | 約8.48kg/PS |
| ZC32S | 2011年12月 | M16A 1.6L NA | 136PS | 160N・m | 1,050kg(6MT) | 約7.72kg/PS |
| ZC33S | 2017年9月 | K14C 1.4L ターボ | 140PS | 230N・m | 970kg(6MT) | 約6.93kg/PS |
パワーウェイトレシオは公式諸元からの計算値です。
馬力の差はZC32Sから4PSしかありません。ただ、トルクは160N・mから230N・mへと70N・m増えています。
しかも車体はプラットフォーム「HEARTECT」で先代比70kg軽くなりました(スズキ公式)。排気量を下げながら、力は増えて車は軽くなったわけです。これは大きな進化です!
『スイスポのNAはもうないの?』という方もいますよね。
ZC31SとZC32Sは1.6Lの自然吸気(NA)でした。高回転まで回して乗る楽しさを求めるなら、旧型を選ぶ人もいます。旧型の違いは歴代モデルの一覧にまとめています。

最高速と速度リミッターはどうなっている?
『スイスポの最高速は何km/h?』という疑問もよく見かけます。
実はスズキは、スイフトスポーツの最高速度を公式には発表していません。この記事でも数字は出しません。
国内向けの乗用車は、業界の自主規制で180km/h付近に速度リミッターが付いているのが一般的です。公道で最高速を気にする場面は、まずないと考えておきましょう。
ECUの書き換えで速度リミッターを外すメニューもありますが、公道で使う意味はありません。サーキット走行を前提にした話として受け取っておくのが安全です。
むしろスイスポで差が出るのは、0〜80km/hあたりの中間加速です。ここはトルクの太さがそのまま効いてきます。
ハイオク指定は守ったほうがいい?
ここも気になるところですよね。ZC33Sの燃料は、公式諸元で無鉛プレミアムガソリン(ハイオク)です。
ハイオク指定のターボ車にレギュラーを入れると、エンジンはノッキングを避けるために点火を遅らせます。その分、力が出にくくなることがあるんです。
140PS・230N・mというカタログの数字は、ハイオクを入れた前提の値と考えておきましょう。燃費の実際は実燃費の解説でまとめています。
| 仕様 | WLTC燃費(公式) | タンク容量 |
|---|---|---|
| 6MT(4BA-ZC33S) | 17.6km/L | 37L |
| 6AT(4BA-ZC33S) | 16.6km/L | 37L |
ターボで速いのに、カタログ燃費は6MTで17.6km/Lあります。軽さが燃費にも効いているのがスイスポのいいところです!
スイフトスポーツの走行性能を支える足と車体
エンジンだけでなく、車体側の数字も走りに関わってきます。公式諸元で主なものを並べます。
| 項目 | ZC33S(スズキ公式諸元) |
|---|---|
| サスペンション | 前マクファーソンストラット/後トーションビーム |
| ブレーキ | 前ベンチレーテッドディスク/後ディスク |
| タイヤ | 195/45R17 81W(17インチアルミ) |
| ホイールベース | 2,450mm |
| 最小回転半径 | 5.1m |
| 全幅 | 1,735mm(3ナンバー) |
後ろもディスクブレーキで、タイヤは17インチです。短いホイールベースと軽さで、曲がる時の身のこなしが軽いのが持ち味なんです。
- 軽さは歴代でいちばん(6MT 970kg)
- トルクは歴代でいちばん太い(230N・m)
- 足回りの形式は前ストラット・後トーションビーム
馬力アップはできる?最初に知っておきたいこと
『もっと速くしたい』と思う人が多いのも、スイスポらしいところです。ターボ車なので、ECUの書き換えやブーストアップで馬力を上げやすい車として知られています。
ただ、どれだけ上がるかはパーツやショップで変わります。この記事では具体的な数値は出しません。
- まず純正の状態で、どこに不満があるかをはっきりさせる
- 吸排気など、戻しやすいパーツから考える
- ECUの書き換えは、保証や車検への影響を確かめてから
- パワーを上げたら、ブレーキやタイヤも合わせて見直す
ECU書き換えやタービン交換の考え方は、チューニング入門で詳しく解説しています。
中古で買う時も、ターボ車ならではの見方があります。ECUが書き換えられていないか、記録簿と合わせて確認しておくと安心です。
グレード・年式で走りは変わる?
スイスポのグレードは実質1つで、違いは6MTか6ATか、そして年式による安全装備の差です。エンジンの数値はどの年式も同じです。
| 時期 | 6MT価格 | 6AT価格 | 主な違い |
|---|---|---|---|
| 2017年9月 | 1,836,000円(税8%) | 1,906,200円(税8%) | 安全装備はセーフティパッケージ(メーカーOP) |
| 2020年5月 | 2,017,400円 | 2,088,900円 | 安全装備・ACCが全車標準に |
| 2023年改定後 | 2,164,800円 | 2,236,300円 | 標準車の最終価格 |
| 2025年3月 Final Edition | 2,329,800円 | 2,401,300円 | 専用外装・内装(走行性能は同じ) |
価格はスズキ公式のメーカー希望小売価格です。
走りの数字は変わらないので、選ぶ時は「MTかATか」「安全装備が付いているか」で考えるのがいいですよ。詳しくはグレードの違いと価格一覧を見てみてください。
新車はすでに販売が終わっています。中古や未使用車をどう探すかは、値引き相場と交渉の順番にまとめています。
スイフトスポーツに乗り換える前に、今の車の手放し方も決めておく
スイフトスポーツへの乗り換えを考えているなら、今の車をどうするかも先に考えておくと安心です。
『新しい車のことで頭がいっぱいで、そこまで考えていなかった』という方も多いですよね。
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よくある質問
スイフトスポーツは何馬力ですか?
ZC33Sは103kW〈140PS〉/5,500rpmです(スズキ公式諸元)。2017年の発売からFinal Editionまで同じ数値です。
スイフトスポーツの排気量は何ccですか?
1,371ccの1.4L直列4気筒ターボです。自動車税は1.0L超1.5L以下の区分になります。
スイスポはツインターボですか?
いいえ、ターボは1基のシングルターボです。歴代にツインターボのスイスポはありません。
スイスポにNAのモデルはありますか?
ZC33Sはターボのみです。1.6Lの自然吸気(NA)だったのは先代のZC32SとZC31Sです。
6MTと6ATで加速は違いますか?
エンジンは同じで、車重は6MTが20kg軽いだけです。差はギアのつながり方のほうが大きく出ます。
まとめ
- スイフトスポーツ(ZC33S)は1.4L直4ターボで140PS・230N・m、ハイオク指定
- パワーウェイトレシオは6MT 約6.93kg/PS、6AT 約7.07kg/PS(公式諸元からの計算)
- ZC32Sより馬力は4PS増えただけだが、トルクは70N・m増えて車重は軽くなった
- 最高速は公式発表なし。差が出るのは中間加速
- 年式でエンジンの数値は変わらず、違いはMT・ATと安全装備




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